世にもチキンな不動産投資物語

その名の通り、スーパーチキンな投資の実践/実戦の記録です。

ギリシア

ダフニスとクロエー (岩波文庫 赤 112-1)

アリストパネス 鳥 呉 茂一(翻訳)

 

ルーキアノス『本当の話』

ちくま文学の森 4([ちくま文庫]) おかしい話 上池袋

ちくま文学の森 5 おかしい話貸出可
安野 光雅/編 -- 筑摩書房 -- 198804 -- 908 中央、渋谷、本町

 

 

 

松村一男『はじめてのギリシア神話

ジョーゼフ・キャンベル『神話の力』

J.M.ロバーツ『図説世界の歴史 2 古代ギリシアとアジアの文明』

山川出版『宗教の世界史 1 宗教の誕生』

松村一男、平藤喜久子『神のかたち図鑑』

河合隼雄『神話と日本人の心』

周藤芳幸、村田奈々子ギリシアを知る事典』

 
 
 
 
 
 
 
全般の感想
あまりに、マッチョ?、男尊女卑的? 里中満智子さんの着眼の違いに驚き!
例えば、パンドラの壺とアダムとイブの共通点はどちらも「女」が神の言いつけを守らない。
差別後(南洋の蛮人、女丈夫)
 
はしがき
 
1章
古代ギリシアの社会、その都市国家などの構成を、神々の世界に写し取ったもの
カオスの話
 
〇問題点
 家系図がない
 注釈がない
 参考文献がない
 神様の男女の区別がわからない
 
〇読書会でしゃべる内容
29ページからガイアがポンポン産んでいくところの解説がイメージしにくい。
キュクロープス、ヘカトンケイレスはタルタロス(大地の奥)へ幽閉されるところの説明が、あと(36P)になっている。
 
 
クロノスがウラノスの世紀を切り落として、実験を握った後に、すぐ我が子からの復讐を恐れている。
 
・死についての観念
 性器を切ったり、幽閉したり、子どもを飲み込んだりするが、命を奪っているわけではない。
 ティートーノスも老いさらばえはするが、最後は蝉になる。
 
 
デルポイ神殿は、クロノスが騙されて飲み込んだ石を吐き出したあとに作られたという伝承
 
ゼウスはポセイドンやプルートーンの弟なのだが、絶大な権力を掌握されたために兄と思われるようになった。
 
ゼウス一統とティーターン(タイタン)一統との戦い
 ティーターン一統はクロノスの統治に不満をもっていて、反乱したゼウスの勝利に喜んだが、
 結局はゼウスの横暴に怒って、クロノスの復活に際して加勢し民族紛争に発展
 
 
 
クロノスは農業神と考えられる。
おそらくこの神はギリシャ民族の南下前から農業神として崇拝されていたもので、ゼウスとの物語は新来民族の主人が土着民の宗教を圧迫し、その神々を吸収あるいは弱体化した名残とも推定される。名称もだいたいギリシャ語起源ではないとみられている。
 
世界はだいたい平ったい円形をなし
 
アプロディーテ(ヴィーナスのこと)
 
62 こめかみに白髪(老いの表現の特色)。こめかみに傍点が付されている!!
  55ページのティートーノスの老いも共通
 
63 プロメテウス(人間を作った)
  パンドラの壺を開いて、希望だけが残った
 
ヘパイストス(器用な鍛冶)の記述が少ない
 
・73 洪水(デウカリオーン(プロメテウスの息子)とピュラー)
 生き残った男と女の割合 1・325と1・7・2がよく分からない??
 石を後ろに投げて歩け!!(ここでいう石とは母なる大地、ガイアの子どもを意味する!!)
 
ヘシオドス『神系賦』『神統記』
 
P44
段落下げの神様紹介
 
 
〇一段下げ
 44,47,
 
 
 
〇神話の物語作者
 ヘシオドスの神統記
・悲劇詩人
 ソポクレス
 
〇文学作品
 チェーザレパヴェーゼ『異人との対話』
 ヘルダーリン『ヒュペーリオン』、『エンペドクレス』
 ストローブ=ユイレ『レウコとの対話』
 
パゾリーニアポロンの地獄』-
 
 
〇タイトルへの引用
 アイン・ランド『肩をすくめるアトラス』
 
〇知ってる神キャラクター
 
 
 

 

 

 

 

 

 

杉並区立中央図書館です。
ご質問されたレファレンスについてご回答いたします。

回答日時:2021-05-07 12:00:00.0

 

 


ホルヘ・ルイス・ボルヘスオイディプス悲劇をモデルに、現代を描いた作品について

ホルヘ・ルイス・ボルヘスの作品を調査いたしましたところ、
以下がお求めのものに近いのではないかと思われます。

・詩「オイディプスと謎語」
→『エル・オトロ、エル・ミスモ』(ホルヘ・ルイス・ボルヘス/著、水声社、2004年、961ホ)
 のP.178に、「オイディプスと謎語」という詩が収録されている。
 またP.278に、この詩の訳者による解説がある。

・小説「裏切り者と英雄のテーマ」
→すでにご確認されている『伝奇集』の中に、「裏切り者と英雄のテーマ」という作品があります。
 革命の首領がグループの中に一人いる裏切り者を見つけるよう命じるが実は首領本人がその裏切り者であった、という物語。
 また、この作品を元に脚色を加えた映画、 "STRATEGIA DEL RAGNO" 
(邦題:暗殺のオペラ、1970年、監督・脚本:ベルナルド・ベルトルッチ
 が製作されいるが、こちらは「父の死」や「父の愛人が息子を誘惑する」というモチーフを持つため、より明確にオイディプス悲劇との関連性が指摘されている。
 参考:「タラへの帰還『暗殺のオペラ』(1970)における分身と父親殺し」
(西村 安弘 /著、『東京工芸大学芸術学部紀要』(27)、2021年3月、P.1-11
 https://ci.nii.ac.jp/naid/120007003650)

・映画 "Les Autres"
(邦題:はみだした男、1974年、脚本:ボルヘス+ビオイ=カサーレス、監督:ユーゴ・サンチャゴ)
寺山修司「二十世紀のオイデプス」(『ボルヘスを読む』、国書刊行会、1980年、961シ)の中で言及されている。ボルヘスの脚本による映画で、書店を営む父親が蒸発した息子を探し回り、シュールレアリスティックな映像の中で父子が同一人格化していくという筋書きを持つ。
 寺山は、ここからボルヘス作品における父親の象徴的イメージを考察し、ボルヘスの中にオイディプス的要素を見ている。

以上、いずれも現代を舞台にオイディプス悲劇のモチーフを直接的に登場させた作品とまでは言いが、ボルヘス幻想文学の書き手ということもあり、あるいは影響関係がそれほど明確に読み取れるような作品にはなっていないという可能性も考えられる。

※なお、調査時には、表記ゆれも考慮して
オイディプス」「オウィディプス」「オイデプス」などのキーワードを用いた。
 さらに、オイディプス悲劇におけるモチーフであり文学批評上よく使われる概念・用語として、「エディプス(・コンプレックス)」「父(親)殺し」「近親相姦」 といった言葉でも論文などの検索を行った。